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古陶磁コラム  
2005年6月

色絵手毬花文高台皿

11代今右衛門 (昭和初期)
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 10、11、12代と3代かけて、江戸期・色鍋島の再興に力を注いできたなかでも、昭和初期に造られた作品には優品が多い。特に、江戸期の色鍋島の写しとして造られた作品は、写真では江戸期のものと区別できない程精巧に造られている。高台内に薄く釘彫りで「今右ェ門」と記されているが、この銘がないと見間違う程のものが多い。この手毬花文高台皿も生地の肌合い、染付・上絵の筆致・発色、釉調など、どれひとつとっても精巧に造られている。
このような技術が認められ、昭和8年、宮内庁より、昭和天皇・皇后両陛下、貞明皇太后様の御用品の御注文を受けている。
(文・14代今泉今右衛門)


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