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特別企画展
秋の文様展
四季の変化に富む我が国では、秋は春と同様、穏やかな気候、美しく彩られた自然の中、季節の移ろいに日本人の美意識を感じることが出来ます。可憐で控えめながら様々に咲き乱れる秋の花々、風になびく銀色のすすき、山々を錦に染める木々、奥山で紅葉を踏み萩と戯れる鹿、草葉にすだく虫の音など。古来より詩歌や文物と同時に、調度品の工芸品にも秋の風物が意匠として数多く登場し愛されてきました。
この度、(公財)今右衛門古陶磁美術館では、秋の特別企画展として「秋の文様展」を開催いたします。鍋島・古伊万里の焼物の意匠として秋の風物は欠かすことは出来ません。描かれている文様は、秋の七草、菊、竜胆、蔦、紅葉、栗、柘榴、葡萄、豆、鹿、兎など多岐にわたり、季節に対する意識の深さをみることが出来ます。
山々に囲まれたこの有田の地で、深まりゆく秋の気配を感じつつ、鍋島・古伊万里の焼物に描かれた「秋」の風情をご堪能いただきましたら幸いに存じます。
■会期
平成27年9月10日(木)~12月20日(日)
■会場
公益財団法人今右衛門古陶磁美術館
佐賀県西松浦郡有田町赤絵町2-1-11 電話0955-42-5550
■観覧料
一般500円(400円)、高・中・小生無料
※( )内は15名以上の団体
■開館時間
9:30~16:30
■休館日
毎週月曜日(祝・祭日の場合は翌日休館)
※9月21日(月)・22日(火)・23日(水)、10月12日(月)、11月23日(月)は開館
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おもな展示作品 |
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