施釉作業風景(2012年7月13日)
柞の木の皮を焼いた灰と白川山土(有田産の釉石)などを調合した柞灰釉を施す今右衛門の釉肌は光沢に潤いがあり、微かに青みを帯び、最適の染付の上がりを作り出す。
釉薬をかけ、釉流れを切って作業を終える。
白川山土を粉砕し水簸した後、細かい粒子だけを集め水を加えながら撹拌し、調合の準備をする。
白川山土、柞灰などを今右衛門独自の湿式調合で釉薬を作る。
柞灰釉に水を加えながら撹拌棒で掻き混ぜ、濃度を均一化し、濃度計で器物にあった濃度にする。
釉薬をかける前に、念入りに釉薬の濃度や粘りを手の感触で最終確認する。
釉薬の中に器物を入れ、釉薬をかける。