日本は四季折々、季節によって様々な姿をみることができますが、暮らしの中での使い方、文様の謂われ、制作にまつわる話、など、様々な季節に亘る器の提案をいたします。
<3月> 桃絵茶器(反高台)
古来より桃には邪気を祓う力があると考えられ、女の子の健やかな成長と幸せを願うお祝い - ひな祭りは『桃の節句』と呼ばれるようになりました。
菱餅や雛あられと共に桃の花を浮かべた白酒でお祝いをします。
この煎茶碗は鍋島らしい品格のある高台で、青みを帯びた釉薬がお茶の色をより引き立てます。
赤絵と染付で描かれた桃のコントラストが美しい、おもてなしの茶器です。