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秋の特別企画展
鍋島・古伊万里
掌の逸品展
TANAGOKORO
「なにもなにも、ちひさきものはみなうつくし」かつて清少納言は枕草子にこう記しています。
江戸期、鍋島や古伊万里では様々な大作と同時に、手のひらに納まるほどの小さな優品が数多く造られています。それらの作品は小さいながらも、あるものは精巧な造りで、あるものは洒落っ気があり、またあるものは人の興をさそい、人々に愛され続けた所以をみることができます。鍋島・古伊万里の古陶器の蒐集に力をそそいだ十三代今右衛門は、かねてから「どのような古陶器が好きか?」の問いに「手のひらにすっぽり納まる、掌感の良い古陶器を撫で回したいな」と答えていました。そのことから十三代のコレクションの中には、香炉・香合・ぐい呑・徳利・水滴・小皿・小鉢など日頃の暮らしの傍らに置くような古陶器の小品が多いのも特徴です。
この度、当館では秋季特別企画、鍋島・古伊万里「掌の逸品展」として、古くから人々に愛され続けた鍋島・古伊万里の小さな優品を展示いたします。
掌の世界をご堪能していただければ幸いに存じます。
■会期
平成19年9月6日(木)~12月16日(日)
■会場
公益財団法人今右衛門古陶磁美術館
佐賀県西松浦郡有田町赤絵町2-1-11 電話0955-42-5550
■観覧料
一般500円(400円)、高・中・小無料
( )内は15名以上の団体
■開館時間
9:30~16:30
■休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日休館)
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おもな展示作品 |
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