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秋の特別企画展
五寸皿にみる色鍋島
江戸期、藩窯として造られた「色鍋島」は、精巧な技術により品格の高い色絵磁器として世界的に高い評価を得ています。
この度、当美術館では秋季特別企画としまして「五寸皿にみる色鍋島」展を開催いたします。色鍋島の色絵磁器は当時、普遍的な美の世界が求められたため、皿類は木盃型の高台皿の形状に、また寸法も一尺、七寸、五寸、三寸と定められ造られました。その中でも五寸の高台皿は文様の種類も最も多く、初期から後期に至り長きに渡り制作されたため、色鍋島の全容を見ることができます。今回は特に、表文様とともに、裏文様の変遷を追って展示し、時代的な流れの中での色鍋島の五寸皿50余点をご紹介します。
五寸に込められた、普遍的な究極の美の世界をご高覧いただけましたら幸いに存じます。
今回は裏文様の変遷もご覧いただけるよう、すべての展示作品に鏡を設置いたしました。裏文様の文様の種類の変化、筆致の変化などもご鑑賞くださいませ。
■会期
平成20年9月11日(木)~12月14日(日)
■会場
公益財団法人今右衛門古陶磁美術館
佐賀県西松浦郡有田町赤絵町2-1-11 電話0955-42-5550
■観覧料
一般500円(400円)、高・中・小無料
( )内は15名以上の団体
■開館時間
9:30~16:30
■休館日
毎週月曜日(5月5日は開館、5月7日は休館)
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おもな展示作品 |
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