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令和4年度企画展
十三代今右衛門展 第二期
自らの言葉とともに
現代の色鍋島を創出した十三代 今泉今右衛門。 逝去から20年の節目にあたる令和3年より作品を振り返る展覧会を開催しております。
二期目となる今回は、昭和50年の十三代今右衛門襲名から最晩年までの四半世紀にわたる円熟期の作品を展示いたします。
十三代今右衛門は、初期伊万里にみられた呉須顔料による吹墨技法を大胆に取り入れ、さらには、墨色の顔料を吹きかけた薄墨、吹墨と薄墨を
取り合わせた吹重ねの技法を作品の地色に用いて色鍋島の伝統に新しい加飾表現をもたらしました。
意匠においても、従来の伝統的な表現のみならず、桃山時代の辻が花等の布地文様を磁器デザインに試みるなど、ジャンルにとらわれない新たな表現に挑み続け、現代の色鍋島を確立し、平成元年には重要無形文化財(人間国宝)の認定を受けました。
本展では作品のほか、多くの取材を受ける中で語り、執筆した作陶エピソードや寄せる想い等、今右衛門の自らの言葉も添えて紹介します。
晩年には枯淡の境地に達しながらも、深遠なる美の新たな可能性を求め続けた十三代 今泉今右衛門の想いの足跡を、ごゆっくりお楽しみください。
■会期
令和4年10月13日(木)~12月18日(日)
■会場
公益財団法人 今右衛門古陶磁美術館
佐賀県西松浦郡有田町赤絵町2-1-11
電話 0955-42-5550
■観覧料
一般500円(400円)、高校生以下 無料
※( )内は15名以上の団体
■開館時間
火~金 13時00分~16時00分 土・日 10時30分~16時30分
■休館日
毎週月曜日
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おもな展示作品 |
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