江戸期、鍋島藩は色鍋島の色絵磁器以外にも緞通や染織の仕事も保護したと云われている。この額皿は、その中の鍋島更紗の布片の文様を基にデザインしたもので、鍋島らしい風格と品格を兼ね備えた作品に仕上がっており、鍋島の復興に生涯を捧げた十二代の代表作である