中国、明時代の嘉靖年間の黄地・緑地に範を得、染付の青のボカシの下絵と、鍋島独特の上絵の緑が絶妙に調和した爽やかな作品に仕上がっている。 この緑地の技法は十二代に止まらず、十三代にも継承され、十三代の意匠と相俟って、更なる作品を生み出した技法である。