有田へは1640年代に中国から赤絵の技術が伝わったと云われている。今まで五彩手、青手と云われ、古九谷と呼ばれていたものが、昨今の古窯趾の研究が進み、有田の初期の色絵と位置付けされている。この頃の色絵は、濃い黄・緑・紫の色調とウブな筆致が相俟って、力強い雰囲気を作り出している。